こんにちは。
西八王子にある歯医者LCKｆデンタルクリニックです。
管理栄養士のＹです。

本日は秋に旬を迎えるフルーツの1つであるいちじくについてお話しさせていただきます。 いちじくは夏から秋にかけて出回り、9月に旬を迎える果物です。 実の内部に花をつけて外側から花が見えないことから「無花果」という漢字を書きます。 ギリシャ神話や旧約聖書にも登場するいちじくは「不老長寿の果物」とも呼ばれ世界最古の栽培果樹と言われています。 いちじくには様々な栄養素が含まれています。 今回はそのうちの２つご紹介させていただきます。
1つ目は「植物性エストロゲン」です。 いちじくには女性ホルモンに似た構造を持つ植物性エストロゲンが含まれています。 植物性エストロゲンは女性ホルモンに作用して乱れたホルモンバランスを整える効能があります。そのため、女性特有の症状であるPMS（月経前症候群）や生理痛、さらには更年期障害の緩和に効果があると言われています。
2つ目は「フィシン」です。 いちじくの乳白色の液体にはフィシンというものが含まれています。 フィシンはたんぱく質分解酵素の一種で、たんぱく質を分解し、消化を促す効能があります。 また、アミラーゼやリパーゼなどの消化酵素も含み、脂質や炭水化物の消化も促します。 この消化酵素の働きにより胃の負担軽減するため胃もたれや二日酔いの予防などに効果があると言われています。 まだまだ暑さが残り夏バテによって食欲が落ちている方にもぜひおすすめです！ 皮を剥く時にフィシンのたんぱく質分解酵素により手がかぶれてしまう恐れがあるためしっかり手を洗うか手袋などを着用してから行うとよいと思います！
ぜひ旬のいちじく食べてみてくださいね！