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2024.03.22

摩耗症

こんにちは。
西八王子にある歯医者LCKfデンタルクリニックです。
管理栄養士のEです。

今回は、歯が擦り減る「摩耗症」についてです。
歯ブラシの毛が硬いことや、強い圧で誤った歯磨きを続けることで歯と歯肉との境目部分に欠損が生じます。
欠損部分は三角形のくさび型に似た形をしているため、くさび状欠損と呼ばれ、主に知覚過敏のような症状がおこります。

☑ 冷たい・熱い飲食物がしみる
☑ 歯ブラシがあたると痛い
☑ 空気や息がしみる

また、釘をくわえる大工さんや楽器の演奏者なども、くわえる部分が摩耗して上記のような症状がおこる可能性が高いため注意が必要です。

≪ 治療方法 ≫
・フッ素で歯質強化
・知覚過敏専用薬剤を塗布
・欠損部分が大きく、むし歯のリスクが高い場合はレジンで欠損部を充填、修復

これらの治療と並行して、根本の原因を取り除いていきます。
歯ブラシの力加減や当て方の指導、歯ブラシの毛、歯磨き剤の選び方をお伝えしセルフケアの内容を変えていきます。
くさび状欠損は自然治癒することはなく、進行度に応じた適切な早期治療が必要です。
摩耗症に対する正しい知識を身につけ、今後の予防・対策をしていきましょう!
なにか気になることやご相談ございましたら、お気軽に医師、歯科衛生士にお声がけください。

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