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2022.03.09

味覚の変化

こんにちは。西八王子の歯医者、LCK fデンタルクリニックです。

管理栄養士のHです。
以前「味覚とは何か」についてお話をさせてもらいました。
今回は、味覚の変化についてご紹介します。

前回のお話を少しおさらいすると
味覚のメカニズムは、
舌にあるセンサー「味蕾」が食べ物に存在する「味物質」をキャッチして、その後、味蕾が脳へ信号を送り、
脳の中枢神経が「基本味(甘味、塩味、うま味、酸味、苦味)」の信号を感じ取り、甘い・酸っぱいなどの「味」の感覚を得ているのです。

味覚の変化を感じる時というのはどんな時でしょうか?
様々な要因が考えられます。

加齢によるもの、亜鉛不足、薬剤、病気、心因性、口腔内の乾燥など・・・。
ここでは、亜鉛不足について注目してみたいと思います。


亜鉛は体内に約2gしか存在しな微量な元素ですが、新しい味蕾を作るという役割を持っています。
(味蕾は10日ほどで生まれ変わるといわれています。)
そのため、亜鉛不足になると味を感じにくくなる可能性があります。
亜鉛を多く含む食品は、牡蠣、レバー、赤身肉、ナッツ、たまごなど。
割と日頃からよく食べるものに多く含まれている印象ですね。
ではなぜ、不足してしまうことがあるのでしょうか?

栄養バランスが偏った食習慣が要因で亜鉛不足となることがあります。
それから、毎日飲酒する習慣のあるかた、加工食品・インスタント食品をよく食べる方は亜鉛不足になりやすいので
意識して亜鉛を多く含む食品をとりましょう。

サプリメントで補えば良いという考え方もありますが、その場合は過剰摂取に注意です。
摂りすぎると、銅の吸収阻害による銅欠乏、吐き気、上腹部痛、HDLコレステロールの低下、下痢などのおそれがあります。
このように過剰摂取は、健康に悪い影響がありますので、一日の上限量を超えないよう気をつけてください。

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