こんにちは!
西八王子にある歯医者LCK fデンタルクリニックの管理栄養士Eです。
本日7月9日は『泣く日』です!
な(7)く(9)の語呂合わせから、泣く感情を再確認しようということで制定されました。
泣くとは、ただ涙を流す行為ではありません。
ストレス解消、免疫力の向上、精神の安定といった
多くの肯定的な効果があると言われています。
【 泣くことで得られる効果 】
① 心のデトックス
ストレスや圧力から解放されるために、涙を流すことは効果的です。
涙にはコルチゾール、別名ストレスホルモンと呼ばれる
ストレス減少作用のある成分が含まれています。
そのため泣くことは、ストレスホルモンを体外に排出する
デトックス効果があり、身体的、精神的な緊張を和らげる働きをします。
② リラックス
リラックス状態とは、副交感神経が優位な状態です。
副交感神経は「休息の神経」とも呼ばれ、活性化すると血管を広げ
脳の血流がよくなります。
通常、交感神経と副交感神経のバランスが反転するのに
10分以上かかりますが、泣いた時は10数秒で反転するという研究結果もあります。
③ マンガンの低減
マンガンは骨を作ったり、代謝や消費をサポートしたりする重要な成分ですが、
必要量は微量なので、摂りすぎでイライラや不安の原因になることもあります。
マンガンは涙に含まれ、泣くことで過剰なマンガンを体外へ排出することができます。
④ 睡眠の質向上
感動や共感の涙には、別名幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
脳の疲れを癒し、睡眠の質向上につながると考えられています。
⑤ 鎮静
涙には、苦痛を和らげるエンドルフィンというホルモンも含まれています。
エンドルフィンは、脳内麻薬とも呼ばれ幸福感をもたらし、
モルヒネよりも大きい鎮痛、鎮静作用があるといわれています。
涙を通じて自己調整機能が働き、心のバランスを回復させる効果が
あるとされています。
⑥ 免疫力アップ
泣くことで免疫力に関係するリンパ球が活性化し、
身体の中から病気の原因となるウイルスを撃退してくれます。
【 涙の種類 】
① 基礎分泌の涙
角膜を潤った状態に保ち、乾燥や細菌などから目を保護
目を健やかに保ち、保護し潤滑にする
② 反射性の涙
目に異物が入ったとき、洗い流すために分泌
目の表面の傷を修復する成分が含まれ、障害の回復の手助けをする
③ 感情的な涙
悲しい、嬉しい、悔しい、感動など、感情が高まったときに分泌
成分のほとんどは水分だが、副腎皮質刺激ホルモンが高濃度で含まれている
泣くことに、こんなにもメリットがあることを知りませんでした。
悲しい、悔しい涙ではなく、嬉しい、感動の涙を流したいですね!