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2021.10.15

薬膳ー瘀血体質ー

こんにちは。管理栄養士のHです。

前回、10月5日付のブログにて薬膳を学ぶ上で必要な用語「気・血・水」について、どういうはたらきをするのかをお話しました。
今回はバランスが崩れた時にどういう影響が出るのかについてお話したいと思います。

以前、上海に住んでいた時に、中医師にかかったことがあるのですが、その時に「あなたの体質は”おけつ”もありますね。」と言われたことがありました。
「?????」私の脳内はクエスチョンでいっぱいでした。

ちなみに「おけつ」は「瘀血」と書きます。

どのような体質か、チェック項目を一部ご紹介します。
□顔にシミやくすみができやすい
□生理痛がひどく、月経時に血のかたまりがある
□手足の冷えがある



つまり、血(けつ)の流れが滞って、汚れがたまっている体質のことをいいます。 

 
   

対策としては
◆趣味や運動などでストレスを発散すること。
◆冷たいもののとり過ぎや、薄着をなるべく控えること。
◆体を温めてあげること。
がポイントになります。

ここで、簡単に体を温める方法をご紹介します。

紅茶を飲む

注意点をお伝えするならば、茶葉から淹れたもので飲むこと。
ペットボトルのお茶も手軽に飲めて便利ですが、茶葉から淹れたてのお茶はやはり風味も栄養も格別です。
それから、「体を温めるなら緑茶でも良いのでは?」と疑問が生じると思いますが、中医学の観点からすると緑茶は、こもった熱を取り除き体を冷やす性質があると考えます。なので、体を温めるなら紅茶がおすすめです。

本来ならば厳密には、詳しい問診・脈診・舌診など体をいろんな角度からみて、個人の体質に合わせた総合的な診断が必要です。
ですが、簡易的なセルフチェックもできるので、ご自身の体質を知り、健康な生活が送れるよう一助となれば幸いです。
ティータイムで心も体も、ほっこり温まっていただきたいです。